紅茶と緑茶の違いは何?成分や健康効果に違いはある?

紅茶と緑茶の違いは何?成分や健康効果に違いはある?

みなさん、紅茶はお好きですか?
コーヒーより紅茶を多く飲むという方もいるのではないでしょうか。
最近では、色々な紅茶の楽しみ方が増えてきています。
そんな紅茶のカロリーはどれくらいかご存知でしょうjか?
ストレートで飲む場合と、ミルクを入れたり砂糖を入れる場合では、もちろんカロリーも違ってきます。
実は、ミルクの種類によっても、カロリーは大きく変わるってきます。
この記事では意外と気にされない紅茶のカロリーについて紹介していきます。

目次

  1. 紅茶と緑茶の作り方の違いとは?
  2. 紅茶と緑茶で成分に違いはある?
  3. 紅茶と緑茶の歴史的な違いとは?
  4. まとめ

紅茶と緑茶の作り方の違いとは?

紅茶と緑茶は、味わいや香りが全く異なりますよね。
一見、全く違う茶葉のように思えますが、実は緑茶も紅茶も全く同じ茶葉から作られています。
同じ茶葉ではありますが、製造方法の違いによって全く違う味わいに変わるのです。
また、茶葉の産地や栽培・加工の担い手によっても風味が変化します。
ここでは、紅茶と緑茶それぞれの作り方について詳しく紹介します。

原料は同じ

お茶には、茶の樹の葉を原料とするお茶と、そばや麦などを原料とするものがあります。
このうち紅茶と緑茶は茶の樹の葉からできている飲み物になります。
茶の樹は、中国の雲南省からチベット、ミャンマーにかけての山岳地帯に自生していたといわれているツバキ科の植物です。
お茶の産地の環境に合わせて、改良されているものもありますが、原料としては同じ種類になっています。
また緑茶と紅茶だけでなく、烏龍茶などもこの茶の樹の葉を発酵し、加工させたものになります。

発酵させるかさせないか

原料が同じ紅茶と緑茶を分ける決め手は、茶葉を発酵させるかどうかです。
また、その発酵度具合によって烏龍茶にもなることができます。
茶葉を発酵させることにより、カテキンが酸化酵素で酸化されると水色が緑茶の色から発酵具合によりどんどん赤色に近づいていきます。
発酵させる度合いが低いと緑茶になり、完全に発酵させると紅茶になります。

紅茶は茶の葉を酸化発酵させたもの

紅茶は「完全発酵茶」といわれ、茶葉を最大限まで発酵させたものになります。
発酵と聞くと、納豆やヨーグルトのような菌によって発酵させたものを想像される方もおられるのではないでしょうか。
しかし、お茶における発酵とは、茶葉に含まれるタンニンを酸化させることを指しています。
例えば、皮をむいたりんごが時間経過によって茶色く変色しますが、それと同じ現象になります。

紅茶と緑茶で成分に違いはある?

紅茶と緑茶は同じ茶の樹の葉からつくられるため、成分や効能は基本的に同じです。
カテキンの他にリラックス効果のあるテアニン(アミノ酸)、覚醒作用のあるカフェイン、ビタミン、虫歯予防に良いフッ素、健康な身体を維持するために必要なミネラルが含まれていますが、紅茶と緑茶で含有量には違いがあります。

緑茶にはカテキンが多く残っている

緑茶には、ポリフェノールの一種であるカテキンが多く含まれています。
市販の緑茶のペットボトルにて、カテキンという文字を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
このカテキンにはさまざまな効果があります。
例えば、抗ウイルス作用や抗酸化作用があるといわれています。
実験結果から、カテキンの抗ウイルス作用は強力なものであることが判明しており、さまざまな菌を殺菌することがわかっております。
また、抗酸化作用とは活性酸素を除去する働きで、老化や病気の予防に役立つといわれています。

紅茶の色はカテキンが変化した成分が理由

カテキンは渋みの主成分となり、一般的に12〜20%ほどのカテキンが紅茶の中に含まれています。
実はこのカテキンが紅茶の風味を作るうえで重要となっています。
また、カテキンはいろいろな物質と結合しやすく、変化しやすいのが特徴です。
カテキンが酸化酵素で酸化されると、きれいな赤色に変化し、一般的な紅茶の色になります。
芳香な紅茶の香りと色はカテキンの働きによって作られています。

紅茶にも緑茶にもカフェインが含まれている

緑茶と紅茶、両方にカフェインが入っています。
しかし、カフェインの含有量に違いがあります。
一般的に紅茶は150mlあたり28〜44mgのカフェインが入っています。
緑茶は種類によってカフェインの量が変わります。
煎茶は100mlあたり20mgと紅茶より含まれる量が少ないのに対して、玉露では60mlあたり160mgものカフェインが入っています。
煎茶は紅茶より含有量が少ないのに対し、玉露は紅茶よりはるかに多い含有量になります。

ビタミンやアミノ酸はどちらにも含まれている

テアニン(アミノ酸)は、いわゆる旨味成分になります。
茶の樹は大きく分けて、中国種とアッサム種があります。
アッサム種はカテキンの含有量が多くテアニンが少ないため、紅茶に適した品種といわれています。
反対に、中国種はカテキンの含有量が少なく、テアニンが豊富なため緑茶に適しているとされています。

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紅茶と緑茶の歴史的な違いとは?

緑茶と紅茶がいつどこで誕生したのか、皆さんはご存じでしょうか。
前述の通り、緑茶と紅茶は同じ茶葉ではありますが、それぞれにそれぞれの歴史があります。
緑茶と紅茶は全く違う国で誕生し、その国の文化や嗜好とともに成長しました。
それでは、緑茶と紅茶がいつどこで誕生したのか詳しくご紹介します。

緑茶が生まれたのは約5000年前の中国

今から5000年前の中国にて、神農と呼ばれる皇帝が初めて緑茶を飲んだといわれています。
神農は様々な草木を自ら口にし、その薬効を調べていました。
神農がこの茶の樹の葉が入ったお湯を飲んだところ、体内の毒が消え体調が回復したそうです。
そうして、神農によってお茶は薬として人々に伝えられたといわれています。

紅茶は約400年前にヨーロッパの好みに合わせて開発された

紅茶は中国ではなくヨーロッパで、ヨーロッパの人々の好みに合わせて開発されたものになります。
ヨーロッパに初めて入ってきたお茶は元々中国茶であり、中国同様それは薬のような役割を持っていました。
諸説はありますが、ボヘアティーやウーロン茶などの半発酵茶がイギリスに輸入されると、緑茶よりそちらの方がイギリス人に好まれたそうです。
そこから、嗜好に合わせて発酵を進めていった結果、現在の紅茶が出来上がったとされています。

紅茶と緑茶、日本に伝わったのはいつ?

緑茶と紅茶にはそれぞれ歴史があることが分かりましたが、日本にはいつ頃伝わったのか気になりますよね。
緑茶と紅茶の伝わった時期は、全く異なりそれぞれに歴史があります。
緑茶と紅茶がそれぞれいつ日本に伝わったのか詳しくご紹介します。

緑茶が日本に伝わったのは約1200年前

日本に緑茶を伝えたのは、中国の文化を学ぶために海を渡ったお坊さんたちであるといわれています。
その後、日本でも茶の樹が植えられてお茶を作るようになりました。
安土桃山時代になると、千利休によって茶道と呼ばれる日本独自のお茶文化が広まりました。
江戸時代に入ると、今と同じ方法でのお茶作りが始まりました。

紅茶が日本に伝わったのは約150年ほど前

日本が初めて紅茶を輸入したのは、比較的最近のことで約150年前である明治20年(1887年)にイギリスから輸入しました。
また、その時に輸入したのはたったの100kgでした。
かつては日本でも紅茶が生産されていましたが、あくまで輸出品として生産されていたに過ぎませんでした。
第2次世界大戦後しばらくは輸入に割り当て制がとられていたため、紅茶が輸入されることはありませんでした。
1971年以降、輸入が自由化されてからは国内で販売される紅茶の大半は輸入品に切り替わり、身近なものとなりました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は緑茶と紅茶の違いを成分や歴史の観点からご紹介いたしました。
同じ茶の樹の葉からできていますが、緑茶と紅茶は全く違う時代に全く異なる国の全く異なる嗜好によって誕生しました。
そういった歴史背景やそれぞれの違いを楽しみながら、紅茶を飲んでみるといつもと違う楽しみ方ができるかもしれません。

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