■ラン・ワッテ
長く鼻に残り、気分をリフレッシュさせてくれる香り、シャンパンのような優雅さ、それがスリランカで「楽園の屋根」とも呼ばれている、海抜6000フィート(1829m)以上の地域からやって来た、ラン・ワッテです。その茶葉が採れる地域の名前はヌワラエリヤといい、丘の上を一面に青々と生い茂る茶畑が、何km先までも果てしなく広がっています。「ヌワラエリヤ」とは現地の言葉で「輝く街」または「永遠に春の続く街」という意味です。「セイロン紅茶にとってのヌワラエリヤは、ワインにとってのシャンパンに等しい」と言われています。
紅茶の国スリランカのほぼ中央に位置する美しい町ヌワラエリヤは、ジョージ王朝からアン女王の時代にイギリスによって開拓され、今でも伝統的なイギリスの田舎町のような風情を残しています。手入れの施された垣根が美しい英国式教会、有名なヌワラエリヤ・ゴルフコースや公園など、この地域を代表する建物は、見る人に郷愁の情を与えてくれます。海抜1890mに達するこの町では、空気は涼しく澄んでおり、蒸し暑い大都市コロンボの雑踏を抜け出して、心地よいくつろぎと安らぎのひと時を味わえます。ヌワラエリヤ近郊の海抜2000m近くの地域には、スリランカで一番高い場所にある草原として有名なホローン高原があります。一面パトナ草(イネ科の植物)に覆われ、数多くの野生動物や野鳥のすみかであるこのホローン高原は、自然愛好家たちの最も注目する場所となっています。そして霧に覆われた草原を5kmほど進んだ先には、「世界の果て」の異名を持つ落差1050mの断崖が現れ、見る者を圧倒する絶景が広がっています。
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