茶の中では緑茶に最もたくさんの抗酸化物質が含まれ、しかも抗酸化物質の中でも緑茶カテキンだけに健康増進の効果があると、比較的最近まで考えられてきました。現在では、紅茶の発酵の過程で濃縮される酸化カテキンから生まれるテアフラビンとテアルビギンにも、緑茶と同様の抗酸化作用があると、よく知られています。
茶葉(緑茶)に含まれるカテキンの成分は、以下のとおりです。
(乾燥茶葉重量中の含有割合を%で表記)
エピカテキン 1 - 3%
エピカテキン・ガレート 3 - 6%
エピガロカテキン 3 - 6%
エピガロカテキン・ガレート 9 -13%
カテキン 1 - 2%
ガロカテキン 3 - 4%
紅茶を製造する過程で、これらのカテキンは酸化し、濃縮されます。
例:
エピカテキン+エピガロカテキン・ガレート+酸素⇒テアフラビン
紅茶に生成されるカテキン群にも、緑茶と同様の抗酸化作用があり、健康増進の働きがあることが今ではよく知られています。ある条件下に置かれると、人体は活性酸素を発生します。発がん性物質や放射線などを周囲の環境から浴びると、活性酸素の発生が促進されてしまいます。活性酸素が発生すると、体内の細胞の DNAに異変を引き起こします。このDNAの損傷によって、ガンを発症する危険があります。そこで緑茶や紅茶を摂取すると、抗酸化物質によって活性酸素が破壊され、また新たな活性酸素の発生が防止されるのです。
緑茶も紅茶も、カメリア・シネンシスの木から採れます。緑茶は発酵させず、茶摘み後すぐに蒸され、軽やかな水色と香りを生み出します。紅茶は発酵させてから乾燥しているため、より暗い水色で、さらに深いコクのある味わいと濃厚な香りが生まれるのです。
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